フェルデンクライス・プラクティショナー養成コースは4年間のインテンシブなプロセスです。1年間に40日間の授業を15日間、10日間、15日間と3回に分けて開催されます。授業は基本的に10時〜17時とフルタイムですし、何かと負担が大きくて、興味があって、やりたい気持ちがあっても、なかなか参加に踏み切ることができない方も多くいます。
常々思うのですが、レッスンを受けたり、ワークショップに参加したりして、フェルデンクライスの効果の大きさや、深さを実感した方が、本当にその体験を極めたいと思ったら、養成コース(トレーニング)に入ることしか道はないと思います。トレーニングで体験する、思考、感覚、感情、動きの全てを同時に視野に入れながらの自己観察と探索、そして他者との関わりについての学びは素晴らしいものです。そして、同じ仲間と様々な体験を共有することで、他では得られないような人間的な繋がりが生まれ、人生の大きな転換期となることも多いのです。
フェルデンクライス・ジャパン主催のFPTP Tokyoは、第4期が9月にスタートしました。11月24日からは10日間の第2セグメントで、トレーナーにはアラン・クェステルさんをお招きします。教育監督ステファニー・スピンク、常任アシスタント かさみ康子と3名の教育スタッフにサポートされた充実した学習環境を、ビジター参加で体験することもできます。
今回の4期は、年齢幅が広いことでも特別です。最年長は89歳、最年少は20歳です。職業的な背景も様々です。日本各地、そして中国からの参加者も数名いて、明るく活気のある場になりつつあります。
私自身がトレーニングに参加したのは、1995年ですからもう、23年前のことですが、当時はまだ日本にコースがなかったので、New Yorkのトレーニングに入学しました。そこでトレーナー兼オーガナイザーとして活躍していたのが、今回招聘するアランなのですから、「人生の時間の流れ」を痛感します。お互いに、ちっとも変わってない(!)と言ってますが、ある意味で本当です!
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2018年11月 かさみ康子