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効果的な動きとは

2017年7月17日

イントロダクションワークショップシリーズの2日目、テーマは「効果的な動きとは」でした。
不必要な努力を減らして、感じる能力を高め、自分自身に耳をすまして、目的に本当に叶う動きを作り出そうとする。体の中心部分にある太い筋肉が大きな力を担い、末端に近いところにある比較的細い筋肉は動きを遂行する際の細かいコントロールやリードをする。怪我を避けるためにはこの役割分担を守り、小さな筋肉に大きな仕事をさせないようにする。
同じ動きをただ無思慮に繰り返すのは学習ではない。学ぶためには、一回ごとの動きが新しいものになるように心がけ、動きの個別性を保つためにも、動きと動きの間には短い休憩を入れるようにする。繰り返しではないということが、選択肢を持つこと、習慣に束縛されない自由さにもつながる。
私たちは、適用性が低い動きをしていることに気づいても、それが習慣化した繰り返しになっているために行動の詳細に注意を払うことができない。パターンということ。では、上手くいかない行動パターンを改訂して新しい動きを獲得するためにはどうすれば良いのか。
注意を払いながら、少しずつ異なる新しい動き方を試し続けることにより、より適切で効果的な動きを見つけるチャンスを作り出す。

レッスンは、「横向きに寝て、伸ばした腕を天井の方へ上げる」、「屈筋と伸筋の整合」、そして最後に目の動きを少し。

参加者の皆さんは、とても熱心で、こちらも良い変化を実感してもらいたいと頑張るモード。たくさん動きたいのは、普通のことだから(!)、そこに達成感を求めないようにすることが方向として大事だと再認識。3回目はもっと小さな動きで成功体験に導けるようガイドしたい。